【感想】 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

著者: 中島 大

出版社: 東洋経済新報社

陸地の高いところから低いところへと流れていく水の位置エネルギーを、電気に変える水力発電。その特に小規模なものを私が気になるわけは、著者が言うように、農業用水路や河川のちょっとした落差で水流が発電を行う様子が、人間的なスケールに即してわかりやすいからだと思う。

本書は、小水力発電の技術や今後の普及に関する俯瞰を行っていることに加え (水車はイタリアが進んでいるんだねえ)、実際に導入している日本の地域の実例を示して、地域に根付くべき小水力発電が、どのような姿勢を持つ組織体でなら運用がうまく行えているかを教えてくれる。ここが当事者ならではの語りであり、貴重なところだと思う。