後付けのスマートロックで玄関の鍵を「ひらけゴマ!」

後付けのスマートロックで玄関の鍵を「ひらけゴマ!」
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古典的な鍵のスマート化

多くが利用する某所の玄関ドアには、スマホで操作できるスマートロックが後付けされていました。鍵のスマート化は面白いと感じたし、後付けできるなら我が家もやってみよう!と思って下記の品を購入。送料まで含めて合計9,736円です。

項目価格(税込)
スマートロック SESAME 45,478円
SESAME 4用の WiFiモジュール3,278円
送料980円

スマートロックを実現する製品は他にもあるようですが、今回選択したSESAME 4 (セサミ4) は比較的安価な部類のようです。

開封から取付まで

CANDY HOUSEの公式サイトにて早朝に発注したところその翌日に届きました。

つまみが付いた黒い物がSESAME 4本体、白い物が別売りのWiFiモジュールです。写真には写していませんが、プラスドライバーと説明書も同梱されています。説明書を参照しながら取り付けを進めていきます。

SESAME 4本体の内側にドアの鍵のサムターンを回す機構があります。機構の動きの精度は高そうです。機構の調節は付属のプラスドライバーを使って行います。

実際に設置するドアの形状などに合わせて、サムターンを回す機構と取り付け位置の事前調節を行います。今回の設置環境に合わせて調節した結果、SESAME 4の取り付け位置はドアからある程度浮き気味にして、サムターンを挟む部分は一段階広くすることになりました。

SESAME 4の動力源は2個の電池 (CR123A) で、付属分が装填されているので絶縁シールを取り外します。電池は交換可能で、電池ボックスの蓋に販売元「CANDY HOUSE, Inc」や型番「Sesame JP2」などを示すシールがありました。

付属の両面テープを用いて、玄関ドアにSESAME 4を貼り付けます。貼り付け前の重要なこととして、ドアの鍵のサムターンの回転中心と、SESAME 4の回転機構の中心が一致するように、あらかじめ鉛筆などで位置に印を付けておくと有用です。また、ドアと両面テープが冷えている場合は粘着力が弱くなるので、ドライヤーなどで温めてから作業するのが良いでしょう。

ちなみに下記写真ではSESAME 4のつまみに白いシールを貼っています。これは、つまみの向きを遠目から判断できるようにするためです。もっとわかりやすい反射シールに後日貼り替える予定。

WiFiモジュールをSESAME 4に近い位置で動作させます。今回の設置環境の場合は、玄関ドアに近い、洗濯機用のコンセントに接続しました。

実際の操作

「セサミ、ひらけゴマ」という名のアプリをインストールします。

そして次のページに沿ってWiFiモジュールの設定も行います。

設定が完了すると、次の動画のように、アプリで玄関ドアの鍵を解錠・施錠できるようになります。

なお、上記動画はWiFiモジュールを併用した状態のものです。WiFiモジュールがあればインターネットのどこからでも操作可能で、WiFiモジュールが無い場合は、SESAME 4とスマホのBluetooth接続が確立する範囲のみで操作可能です。

Google Homeとの連携

WiFiモジュールの設定に加えて、次のページの設定を行うとSESAME 4はGoogle Homeと連携でき、「OK, Google. 自宅セサミをアンロックして」などと声で指示できるようになります。いわば本当の「ひらけゴマ!」です。あ、ドアまでは開きませんが。

ひとつ注意点としては、④「セサミ」と検索し、以下のアプリを選択する。の部分は案内どおり「セサミ 鍵」で検索すべきで、「sesame」で検索してはいけません。似ているけども実は違うアプリがヒットして設定方法がよくわからない状態になります。←私ハマりました

まとめ

たとえば家の玄関をスマートロック化すると、解錠・施錠の履歴が確認できたり、QRコードで鍵をシェアできたり、オートロックや、NFCタグでの解錠・施錠、スマホの位置情報とBluetoothを併用した手ぶら解錠 (自動解錠) という機能の恩恵を受けることができます。

本来の鍵 (物理的な鍵) はもしものために引き続き持ち歩くとして。生活において長らく変わることがなかった「ドアの鍵の解錠・施錠」という行動を変えてみることに興味がある方は、スマートロック化に手を出してみると面白いかと思います。

また、同じSESAMEシリーズで自転車の鍵の製品もあります。機会あれば自転車のスマートロック化もやってみたいです。