衝撃波によるものと思われる気圧変化の記録 —フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火—

衝撃波によるものと思われる気圧変化の記録 —フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火—
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8,000kmのむこうから

トンガ諸島付近にあるフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火が日本時間2022年1月15日13時頃に発生。その後、同日20時から21時にかけて日本各地で2hPa程度の気圧変化が観測された。

この気圧変化を自宅@神戸に設置している気圧計2つも捉えていたようで、当該時刻のグラフを以下に貼り付ける。オレンジ色の線が大気圧を示している。

今回の噴火が非常に大きな規模であることはニュースで把握していたが、その影響が気圧変動として8,000キロメートルも離れた自分の地域にまで及ぶとは想像しておらず、グラフを確認した時には信じられなかった。地球が大気の薄い層に包まれていて、地表はどこも同じ大気の元にあることを感じさせてくれる記録だと思う。

追記 [2022-01-17]

15日に観測できた上記の衝撃波が地球を1周した可能性がある時間にも、気圧変化が観測されたという。なんとまあ。

そこで前回と同じく自宅@神戸に設置している気圧計2つのグラフを確認したところ、たしかに17日09時前後にそれらしい、1hPa弱の高さの波形が記録されていた。衝撃波が地球を1周している状況を自宅の中で観測できるなんて。前回よりも変動幅は小さく、波形はなまっているように見える。

参考リンク