トランシーバー (デジタル簡易無線登録局) その1: IC-DPR4購入と登録局申請編

トランシーバー (デジタル簡易無線登録局) その1: IC-DPR4購入と登録局申請編
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初めて接した電波通信

夏の土曜日の昼下がり。こどもは一人で出掛けて近所の公園で遊んでいるはずで、私と相方は家でまったり趣味の時間。こんなときにふと、こどもと話ができるトランシーバーが家に欲しいなと思った。幼少期におもちゃの無線機を握って「もしもし?」と会話した楽しさは自分の中に残り続けているし、それを現在の生活環境で実現しても良いはずだ。

また、起こってほしくはないが想定しておくべき事態として、携帯電話もインターネット通信も使用不可能となる大規模災害時や緊急時に、トランシーバーの備えがあれば近距離での通信手段を確保できる可能性がある。

そこで奮起して、電波がそこそこ飛ぶはずである「デジタル簡易無線登録局」の、小さめサイズのICOM IC-DPR4の中古品を2つ購入した。ちなみに私、無線や無線機に関して特に詳しいこともなく、アマチュア無線をやっていた伯父の家の屋根と車にはアンテナが載っていて、車のガラスに貼ってあったコールサイン「J〜」に十代の頃憧れていた程度。

品名価格(税込)購入数備考
ICOM IC-DPR4 + HM-166LS19,998円/1セット2無線の王様の中古整備品
アイコム デジタルトランシーバー(登録局) IC-DPR4 + HM-166LS 小型イヤホンマイクロホン(2ピンスリムL型コネクター)

アイコム デジタルトランシーバー(登録局) IC-DPR4 + HM-166LS 小型イヤホンマイクロホン(2ピンスリムL型コネクター)

アイコム

登録局申請

上記の販売店サイトでポチった後、販売店から電話がかかってきた。無線機は数日後に到着する予定とのこと (販売店が銀行振込による入金を確認して、かつ機器の整備完了後の発送になる)。デジタル簡易無線の登録申請を代行する (有料) との案内もあったが、申請は自力でやってみることにした。

自力の申請を、当初は申請書類や収入印紙を物理的に用意して郵送で処理しようと考えていたが、電子申請する方法もあり、しかも電子申請に必要な物は手元に一応揃っている (以前に「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を電子申請で行ったことはある)。よって今回の「無線局の登録の申請」も同じく電子申請で進めてみることにした。

必要な物今回用いた物
OSWindows 10 (仮想)
ICカードリーダSCR3310
マイナンバーカード自身のもの
SCM ICカードリーダー/ライター B-CAS・住基カード対応 SCR3310/v2.0

SCM ICカードリーダー/ライター B-CAS・住基カード対応 SCR3310/v2.0

SCM Microsystems

具体的な手順

登録局申請の具体的な手順は、次のページに大変詳しく説明されていて参考にした。画面数は多いので時間はかかったが迷うところはほぼ無い。「周波数帯」の記入部分は、登録局となる無線機の「上空用チャンネル (S)」対応・非対応によって異なってくるかもしれない。

登録局申請の手順を実施し終えると、総務省の下記ページにて申請履歴照会 (進捗確認) ができるようになる。

今回の私の分は次の画面のように無事に「状態: 到達」となったので、週明けにでも状態は進捗して、次のステップである申請手数料の支払いが行えるであろう。その後「状態: 審査終了」まで進むと完了である。

次回予告

次回は、無線局登録状の到着後に、無線機2台を開封して使用開始してみて、次のページを参考に開設届申請を進めることになる。

追記 [2022-09-19]

続きを書きました。