懐かしの30ピンDock付き音響機器をBluetooth対応にするアダプタ

Dockコネクタはさすがに廃れた
その昔、iPhoneの他に、音楽再生向けのiPodというApple製品があり、それには接続端子として、3cmほどの幅の「Apple 30ピン Dockコネクタ」が付いていた。Wikipediaによると、この端子は2003~2016年の製品に存在していたらしい。
iPodは大流行していたから、Dockコネクタを備えてiPodを挿すだけで接続が完了する、iPhone/iPod直挿し対応のオーディオ機器もそれなりに数多く登場していた。私の家でもその類のYAMAHA TSX-70を寝室の枕元に置いていたが、iPod自体を使わなくなって以降かなり長い間、この機器は単なる字光式のデジタル時計になってしまっていた。
Dock端子をBluetooth対応に変える物
ところが、である。最近ふとウェブ検索したところ、「Dockコネクタに挿すBluetoothアダプタ」というジャンルの製品が登場していて、それらが数千円で購入できることを知った。もしやこれを用いると、もともとBluetooth非対応のTSX-70を、まるでBluetooth対応が標準機能であるかのように、簡単にスマホから鳴らせるようになるのではないか?
今や、家族それぞれがBluetooth対応のガジェットを操る時代である。特に、子どもも鳴らせるスピーカーがあったら、勝手に繋げて遊ぶようになって楽しいかもしれぬ。そういう邪念も膨らんで、次のDockLinQ Proを購入した。
分類 | 品名 | 購入価格(円) | 備考 |
---|---|---|---|
Dockコネクタ対応Bluetoothアダプタ | INVERY DockLinQ Pro | 2,914 | Amazon.co.jp (2020年12月購入) |

ZIOCOM 30ピンオーディオアダプター ボーズ・サウンドドック及び他の30ピンのミュージックドッキングステーション用 無線受信 ブルートゥースアダプター(車とオートバイに使用不可)-ブラック
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DockLinQ Proを簡単レビュー
DockLinQ ProをTSX-70に挿すと、Bluetooth対応のスマホ等の音楽再生機器からは、「DockLinQ Pro」というその名の通りのBluetoothデバイスが見える。スマホの音楽再生先をDockLinQ Proに切り替えるだけで、TSX-70からあっけなく、クリアな音質で音楽が流れ始めた。
これは今風で簡単だし、使用機会が無くなったDockコネクタ対応機器を復活させることができる、とても良いアイテムだと思った。たとえば、ミニマリスト的なスタイルが素晴らしいBose SoundDockなどを、いま所有している方にもお薦めです。
なお、今回接続を試したTSX-70では、自身が給電されているならばDockコネクタへ常に給電しているようで、DockLinQ Proも常にBluetooth接続を待ち受ける状態になる。このため、同じ部屋の中で、複数のBluetooth接続をスマホでやりくりする場合には、スマホの音声出力先がいまどこなのか、接続先を意識する必要が出てくるかもしれない。

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