グローバル化の姿を、曖昧にしか捉えていなかった私は、この本から不意にその現実の形を教えられることになる。改めて述べると、グローバル化とは、既存の境界を越えて様々な現象が起こることだ。その境界は国境や …
関東大震災 (文春文庫) 吉村 昭 (著) 1923年9月1日に発生した関東大震災についての書物を、おそらくこれまでちゃんと読んだことはなかった。大震災に影響を受けた当時の人々と、社会情勢を知ること …
データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書) 渡邉英徳 (著) Google EarthやGoogle Mapsにメタデータを重ねる作品を生み出している、情報アーキテ …
嫌われる勇気 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著) アドラー心理学を、哲人と、心情的に自分を重ねることが出来る悩める青年が対談していく形で説明してくれる。この心理学を何も知らなくても分かりやすい …
スバルをデザインするということ Motor Fan illustrated特別編集 難波 治 (著) 商号を先日「富士重工業株式会社」から変更したスバルの、2008年からデザイン部長を務めていた方が …
エグザイルス・ギャング ロバート・ハリス (著) 自分を裸にして生きてるか?と自身に問い続けているかのような著者の、身に起こった瞬間瞬間を鮮明に封じ込めた半生記。まるで重たいパンチのごとく響きます。 …
時を超える名作とは、なるほどこういう書物を言うね、と良く分かった。人を動かすために相手の心理に及ぼすべき作用について、著者の経験と知見に基づいて、九つの原則に分けて説明が進む。説明している各場面の様 …
不自由な心 (角川文庫) 白石 一文 (著) 五編の小説が収められている。どの物語の主人公も男で、理屈は持っているんだけども、愛に関して自分にも関係者にも不器用すぎる。 それが思い当たるところ多くて …
AI経営で会社は甦る (文春e-book) 冨山和彦 (著) 「AI」というバズワードがタイトルに含まれてはいるが、AIだけに限らず、IT関係の要素やグローバルプレイヤーが牽引する今日のビジネス環境 …
ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える ラズロ・ボック (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 矢羽野 薫 (翻訳) Googleのピープル・オペレーションズについて、社員何万人の規模のな …
ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード 徳岡 正肇 (著) なんで読み始めたんだ俺は?と自問する量の本であった。しかし、今時のゲームを全然やってない自分にもとても面白かった。特に、『人狼』も …
小さな会社でぼくは育つ しごとのわ 神吉 直人 (著) 某社のある意味、推奨図書となっていたので読み込んでみた。平日の朝から読み始めて夜に終わるボリューム。 組織の中で仕事をする上での、《心構えの積 …
バリアバリュー―障害を価値に変える― 垣内 俊哉 (著) ユニバーサルデザインの理念に昔からなぜか惹かれている私。人の可能性をより高めるものに全く抗えない性分らしい。最近は「ユニバーサル・マナー」と …
「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する 坂井 豊貴 (著) 同じ著者の『多数決を疑う――社会的選択理論とは何か』は岩波新書のフォーマットだったが、こちらはA5程度の余裕あるサイ …
マチネの終わりに 平野啓一郎 (著) 中盤から転調。さまざまな赦され方と、ヒトの普遍さを思った。
本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~ (光文社新書) 島原 万丈 (著), HOME’S総研 (著) 「この辺、わくわくする」という感覚的な指標でもって、出歩くエリアを印象づけたりする …
新装版 白い航跡(下) (講談社文庫) 吉村昭 (著) イギリス医学v.s.ドイツ医学。日本海軍v.s.日本陸軍。実証v.s.固執。 二項対立の形で書き並べてみたが、これではとても表現できていない …
新装版 白い航跡(上) (講談社文庫) 吉村昭 (著) (下巻に続く)
人生が変わる2枚目の名刺 柳内啓司 (著) キャリアを冗長化するため、片方から片方へ応用を利かせるため、あわよくば収入を厚くするために、平日は一つの会社で仕事という自分の状況を変えられないだろうか、 …
前回は、情報処理安全確保支援士 (RISS) に登録手続きしようかどうしようか独り悩んでいる心境を、書いておりました。「情報処理安全確保支援士」という資格が何たるかは前回の記事を参照していただくとし …