【観た映画】 アポロ13 (吹替版)

【観た映画】 アポロ13 (吹替版)
アポロ13 (吹替版)

アポロ13 (吹替版)

ロン・ハワード (監督), ブライアン・グレイザー (プロデュース), ウィリアム・ブロイルズ (Writer), エド・ハリス (出演), ゲイリー・シニーズ (出演), ケヴィン・ベーコン (出演), キャサリン・クインラン (出演), トム・ハンクス (出演), ビル・パクストン (出演)

原題『Apollo 13』。1970年に打ち上げられたアポロ13号の、飛行中の大事故を題材とした1995年公開の作品。とても有名な映画であるが、最初から最後まで通しで観た記憶は無かったこともあり、今回しっかりと観ることにした。

サターンV型ロケットを打ち上げ機とするアポロ13号は、司令船・機械船と月着陸船が合体した構造をしており、3名の宇宙飛行士を乗せている。月へ向かう途中に機械船で爆発が発生して船は損傷し、計画を予定通りに進めることは不可能となる。宇宙飛行士は降り立つはずだった灰色の月面の上空を通過しながら見過ごすしかできない、このシーンの無念さが私に最も響いた。そもそも、青い地球に帰還できるかもわからない。非常に厳しい状況下であるが、生命維持と軌道制御を絶対に両立させなければならない。

本作が描いたテーマは、この窮地を脱して3名が生還するために、宇宙飛行士とバックアップクルーと地上スタッフが知恵と体力を使ってどれほど懸命に動いたか、家族がどれほど帰還を願ったか、というところだろう。内容 (の大部分) がフィクションではないという重さと、宇宙船内の閉塞感も伴うリアルさが、このテーマを支える礎になっている。

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