【読んだ本】 自分で作るハブダイナモ風力発電+

【読んだ本】 自分で作るハブダイナモ風力発電+
自分で作るハブダイナモ風力発電+

自分で作るハブダイナモ風力発電+

川村 康文 (著)

最近の自転車の前輪に備わっているのをよく見かける「ハブダイナモ」が、風力発電の発電機としても応用できるという発想を、私は本書を読むことで初めて自分に定着させることができた。自転車の発電機として、私は「リムダイナモ」しか知らなかったのだが、あきらかに構造的にハブダイナモの方が発電効率が良さそうである。

本書には、このハブダイナモを用いた風力発電を軽度の工作で容易に作る工夫や、発電効率を高めるための工夫が詰まっていて、これは自作のとっかかりとして実用的な書籍だと思われる。中古のハブダイナモを仕入れて、ホームセンターで材料を仕入れて、いっちょ作ってみようか!という気分になった。

P.S. ただ残念ながら、誤字が残っていたり、表現の校正が足りてない部分がある気がする (出版元「総合科学出版」の当該ページには、正誤表の掲載はされていないようだ)。

  • P.19: 「消費動力」と「消費電力」を書き間違えていそうな箇所がある。
  • P.21, P.70: 日本語では“磁力”や“発電量”という単語を使って述べるほうが取り違えのなさそうな文脈で、単に「パワー」という言葉が使われている。