【観た映画】 ANON アノン (吹替版)

【観た映画】 ANON アノン (吹替版)
ANON アノン(吹替版)

ANON アノン(吹替版)

アンドリュー・ニコル (監督), アンドリューニコル (Writer), クライヴ・オーウェン (出演), アマンダ・セイフライド (出演)

原題『Anon』。『ガタカ』、『TIME/タイム』と観賞してきた流れに続いて、アンドリュー・ニコル監督の作品としてこれも選択。

接続、記録、脆弱、Hacking、多段proxy、消しゴムマジック、改竄。このようなキーワードを頭の片隅に思い浮かべながら、瞬間瞬間がスチル写真のテイストのようにも捉えられる映像と、駆け引きがもたらしてくる緊迫感に浸った。体制に沿わない行いは闇商売にもなりうる、というエッセンスが取り込まれているところに私は『ガタカ』を感じて面白がりつつ、本作も、今時にふさわしい、問いかけがある映画だと思った。プライバシーの具体化のためのR15+表現なのかもしれないし、最後の台詞がきっと映画に託されたメッセージなのではなかろうか。オープン性と匿名性の節度の決定権は、どこにあるべきなのか。

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