【観た映画】 ザ・クリエイター/創造者 (字幕版)

【観た映画】 ザ・クリエイター/創造者 (字幕版)

原題『The Creator』。最近観た予告編の中で、いちばん観たいなと思っていた映画。それ以外の前知識なしで映画館の暗闇にひとり飛び込んだので、どういう展開で進むのだろうかとなかなかハラハラしながら浸った。

地域と思想を組み合わせた物語の構図、世界観を私はまず気に入った (まざっていないもの v.s. まざっているもの、この対立は古今東西である)。前半は程よくノリ良く進んだ気がするのだが、後半はそれ以上に“巻き”が進む。未来を描く本作の技術的考察における評価はよく分からないが、AIと人間性は分離するのか交わっていくのか、というテーマを投げかけるために、制作に大量の物量を注いだという点は理解できる。魅せようとする映像のパワーは感じられたし、高度化した機械を兵器としても描写する印象的なシーンも多い。この映画は、それが当たり前になる世界を前提としており、殺戮の意味や果てを問うている気もした。

何気ない一枚