【観た映画】 アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 スペシャル・プライス [Blu-ray]

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ヘレン・ミレン (出演), アーロン・ポール (出演), アラン・リックマン (出演), ギャヴィン・フッド (監督)

原題『Eye in the Sky』。どういう巡り合わせだったのか覚えていないのだが、いま『空爆論 メディアと戦争』という本を読み進めようとしている。その序章でこの映画が引用されており、“空爆論”が論じられる世界状況の把握に繋がるだろうと考えてまずは本作を観てみることにしたのだ。

緊急事態でのオペレーションとして、法廷での審理を行わずにテロの容疑者をリモートから殺害するとしたら。未来の事件はまだ起こっていない。殺害時の付随的損害によって民間人が死亡する確率は許容値よりも高い。

本オペレーションの実施判断に関わり、そして実際に遂行する人間たちはさてどうするのか。マルチエンディングは存在しないのが通常の映画だし現実も同じだ。人間活動に葛藤と矛盾があることを認識したい時に相応しい映画となっている。

空爆論 メディアと戦争 (クリティーク社会学)

空爆論 メディアと戦争 (クリティーク社会学)

吉見 俊哉 (著)

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