【読んだ本】 Xプライズ 宇宙に挑む男たち

【読んだ本】 Xプライズ 宇宙に挑む男たち
Xプライズ 宇宙に挑む男たち

Xプライズ 宇宙に挑む男たち

ジュリアン・ガスリー (著), 門脇 弘典 (翻訳)

電子版だと書籍としてのボリュームを意識せずに読み始めることもでき、内容のおもしろさとの掛け合わせで、本書から長い時間逃れられなくなります。また、自分のなかの創作意欲や挑戦欲が減退していても、読後はその種火がメラメラと復活している恐れがあり、本書は要注意です。

自分達で宇宙を目指し、蒼い地球を見るために懸命な努力をする人たちの、純粋さ・不屈さが、とにかく印象に残っている。

2つ以上の学問分野を極め、複数学位の取得が当たり前のような知的な鍛錬を経てきていたり、資金などのリソースがまったく潤沢でなくても、目標に驀進し続ける精神力。本書を読んで、宇宙事業を民間で実現しようとするAnsari XPRIZEのような、夢を追う取り組みを見る僕の目が、より憧れ満ちたものに変わったことは間違いない。開拓者精神とはこうであるのかと。

本書で描かれたシーンを含むXPRIZE公式の動画 (5分31秒) が、YouTubeにあったので貼っておきます。