AI経営で会社は甦る (文春e-book)
冨山和彦 (著)
「AI」というバズワードがタイトルに含まれてはいるが、AIだけに限らず、IT関係の要素やグローバルプレイヤーが牽引する今日のビジネス環境の変化を展望し、ビジネスパーソンはどう生きていくべきか指南している本。論理を追いかける上では、この著者 (冨山和彦) の会社経営に関する書籍を、先に読んでおいたほうがより分かりやすいと思う。
中抜きが減ることによる産業構造の変化から、今後比重が増していくのは L(ocal) の世界だと説明されている。あとは、C(asual) の世界から S(erious) の世界への変化。このふたつは社会情勢から体感もしているし、将来をどうしようかと考える自分の嗜好的にも符合する変化なのであった。また、今後こうありたいという自分は、この書籍で分類されている組織体のタイプ、技術の特性・得意不得意を理解した上で、良い組み合わせを作ってのものづくり・ことづくりが出来る人間かなあ、とイメージもした。