Macに接続したICカードリーダーをRDP経由でWindows環境にリダイレクトしてe-Taxソフトを使う

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Mac環境からe-Taxソフトを使いたい
Windowsを普段使っていないあなたと私。しかしいざ、e-Taxを使って各種の公的な手続きを進めようとすると、e-TaxソフトのWEB版ではなくフル機能のダウンロード版が必須となり、かつマイナンバーカードを個人認証に用いる関係で、ICカードリーダーを利用可能なWindows環境を用意しなければならなくなります。
そこで私は、Windows 11環境に対応したICカードリーダーライター「I-O DATA USB-ICCRW2」をまず購入。Mac環境からRDP接続した先のWindows環境にてe-Taxの作業をする前提で、このICカードリーダーライターを利用する方法を模索しました。本記事はその記録です。
| 種別 | 商品名 | 購入価格 (税込) | 購入店 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ICカードリーダーライター | I-O DATA USB-ICCRW2 | 2,173円 | Amazon.co.jp |
設定手順
本手順は、手元のMacにICカードリーダライターを接続しておき、それをRDP接続先のWindows環境から利用するための手順です。
flowchart TD
subgraph Local["手元環境 (macOS)"]
Card[マイナンバーカード]
Card -->|セット| Reader[ICカードリーダー<br/>USB-ICCRW2]
Reader -->|USB接続| Mac[Mac<br/>「Windows App」]
end
Mac <==>|RDP接続<br/>スマートカードリダイレクト| Win
subgraph Remote["リモート環境 (Windows 11)"]
Win[Windows 11]
Win -->|認識・利用| App[「e-Taxソフト」]
end- 手元のmacOSに、USB-ICCRW2 サポートソフトをインストールする
- Macの再起動後、USB-ICCRW2を接続した状態で
pcsctestを実行すると、次の結果が得られる$ pcsctest MUSCLE PC/SC Lite Test Program Testing SCardEstablishContext : Command successful. Testing SCardGetStatusChange Please insert a working reader : Command successful. Testing SCardListReaders : Command successful. Reader 01: Circle CIR125 ICC
- RDP接続するためのアプリ「Windows App for Mac」 (元Microsoft Remote Desktop) にて、当該Windows接続用Deviceの、Configure > Devices & Audio > Redirect: Smart cards をONにする
- Windows環境にて、
gpedit.msc(グループポリシーエディター) を起動する- 画面左側のツリーを次のように辿る: コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > リモート デスクトップ サービス > リモート デスクトップ セッション ホスト > デバイスと資源のリダイレクト
- 画面右側のリスト: 「スマート カード デバイスのリダイレクトを許可しない」を「未構成」から「無効」に設定する
- 同様に、「サポートされているプラグ アンド プレイ デバイスのリダイレクトを許可しない」も「未構成」から「無効」に設定する
gpupdate /forceを実行してポリシーを適用する (もしくはWindowsを再起動する)
- MacからRDP接続した先のWindows環境にて、
certutil -scinfoを実行すると、次の結果が得られる>certutil -scinfo Microsoft スマート カード リソース マネージャーが実行しています。 読み取り装置またはカードの現在の状態: 読み取り装置: 1 0: Circle CIR125 ICC --- 読み取り装置: Circle CIR125 ICC
- 5の出力結果は、手元のMacに接続したICカードリーダライターがWindows環境から見えていることを示している
- したがって、JPKI利用者ソフトをインストールしたWindows環境にて、ICカードリーダライタ設定で「Circle CIR125 ICC」が認識されていることが確認でき、JPKI利用者ソフトの動作確認にてマイナンバーカードが読み取れることも確認できる
以上の手順が完了すれば、Macに接続したICカードリーダライターにマイナンバーカードを挿して、Windows用のe-Taxソフト (ダウンロード版) にて個人認証を経て、各種手続きが行えるようになります。
参考情報
Windows環境へ物理的に (直接) 接続した状態のICカードリーダライターを、RDP (Remote Desktop Protocol) 接続時にリモートから扱うことは、OSの仕様上、出来ないようになっているそうです。
仮にこれを許せば、1台のICカードリーダライター (そこに挿してあるカードは物理的に排他利用であるべき) を、複数のRDPユーザが利用できてしまうでしょうし。



