スマホから画像を転送できる、バッテリーレスなe-Paperタグを試した

スマホから画像を転送できる、バッテリーレスなe-Paperタグを試した
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なるほどNFC給電

どのように使おうかなんてまともに考えずに、興味のままにポチるありさま。今回の対象は次の機能を持つ、キーホルダーに付けるようなタグ型のガジェットである。

  • 電子ペーパー (赤,黒,白の3色) の1.54インチ画面が付いている (赤,黄,黒,白の4色版もある)
  • スマホのアプリでデザインした200x200ピクセルの画像を、タグへNFCで転送できる
  • バッテリーは内蔵しておらず、画面書き換え時はNFCからの給電で動く
種別商品名購入価格(税込)購入店購入日備考
NFC Passive TagWaveshare 1.54inch NFC-Powered e-Paper (BW)2,764円Aliexpress2025-10-20Aliexpress上の商品名は「NFC 機能メモリキーリング 1.54 インチ 3 色表示画面画像ワイヤレス伝送キーホルダーインクスクリーン」

スイッチサイエンスでも販売されているので、参考としてリンク。

写真メモ

  • 外箱 (英語と中国語表記の説明書も同梱されている):
  • 電子ペーパー画面を拡大 (六角形の画素が見える):

使い方

Waveshareの下記Wikiに書いてある内容が、このガジェットに関する全ての情報だと考えられる。

タグへ画像を転送する方法

  1. スマホに専用アプリをインストールする
    • Android: Wikiに記載のQRコードからapkをダウンロード (記事執筆時はNFCTag-V3.1.apk)
      • 「Note that this APP does NOT support Samsung, Google and Sony mobile phones.」と書かれているものの、私のGoogle Pixel 10 Pro XL (Android 16) では不具合なく動いていそうである。
    • iPhone: NFC E-Tag
  2. https://www.youtube.com/watch?v=VKKGPOyOU08&t=30s の動画を参考に、アプリを操作して正方形の画像を用意し、スマホのNFC部分にタグを近づけて画像を転送する (転送時間は20秒ぐらいの印象だ)
  3. スマホからピコン♪という音が聞こえ、アプリの画面に「Update successfully, Please check the update status」と表示されたら転送は終了

所感

このNFC Passive Tagを触っていて、まず第一におもしろかったのは、「スマホのカメラや画面キャプチャを併用すると、現実空間に存在する物もスマホ画面上のものも、スマホの画面に表示できるビジュアルは何でもタグへすぐに転送できる」という手軽さだ。例えばカフェでお茶している時、お店のマグカップに記された某企業ロゴをスマホで撮影し、コントラストなどを最適化してタグへ転送すると、某企業ロゴ付きのタグがすぐに完成する。これで思い出すのは、ポラロイドカメラが現物を写真化する感覚。

上記は遊びの一例だが、実用的な使い道としては、推しのキャラクターや、何かのQRコード、その場にあった自分の持ち物の識別子を表示させる、といったところがあるかもしれない。なお、これはNFCタグであるから、NFCリーダーにかざして何かのトリガーにすることも可能なはずだ。

私は実際、どのように使おうか……。