普段行かない地域へのドライブを控えていることもあり、事前に、USBメモリによるカーナビの地図データ更新をやってみました。今回の車とナビについては次の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
車種 | Nissan X-TRAIL (T33型) 6AA-SNT33 |
装着ナビ | NissanConnectナビ |
NissanConnectの契約 | スタンダードプラン+ |
地図データの更新方法は、日産の次のページで案内されています。
上記の「公式案内2」によると、「ナビで [自動地図更新の設定] をONにしていれば、自車位置エリアの地図に更新がある場合には車両搭載の通信機 (TCU) によりOTAで地図更新が可能で、更新中のナビ利用も可能」とわかります。しかしながら、地図更新中にはパワースイッチ (エンジン) をOFFにできないなど、車の扱いにやや気を使うところもあるので、当該エリアへ乗り入れる前に自力で、どうせなら一気に日本全国の地図データ更新をやってしまおうという魂胆です。
上記の公式案内1,2で案内されているURL https://nissan.mapupdate.info/ へアクセスし、画面の指示に従いながら手順を進めていきます。
最初の画面には、記事執筆時点で 地図の最新更新: GENP JN E.B (2023年 12月)
という記載があります。手順をこなせば、この状態まで更新されるということでしょう。
USBメモリに関しての注意点は次の通り。なお、3番目は私が最初USBメモリのパーティション構成をGPTにしてしまった故に、1度ハマってしまったところです。
ナビが保持している地図情報をUSBメモリに保存する必要があるようで、画面の指示に従って車のナビを操作します。実際のナビ操作は次の写真の通りです。
Step-2でナビからUSBメモリに地図情報を保存すると、USBメモリには「dbupdate」フォルダができ、その中にNavDBExport.info
というファイル (3.6KB) が保存されています。このファイルをサーバへアップロードします。
おそらくですが、ナビの現在の地図情報の状態がサーバで参照された上での、更新がある地図データが一覧表示されます。ここでは「日本全国版地図」を選択します。
ダウンロードするパソコンのストレージに空き容量が十分にあること (後述の展開作業も含めて50GBあれば大丈夫) を確認した上で、次の2つのファイルのダウンロードを開始します。
GENP_JN_E.B_1.zip
(21.0GB)NavDBUpdate.info
(2.5KB)余談ですが、前者の20GB超えのファイルに関しては、私の環境の場合はダウンロード元が https://s3.eu-central-1.amazonaws.com/...
(欧州のフランクフルト) となり日本から遠いためなのか、ダウンロード完了まで数時間が必要でした。
ダウンロード完了後、NavDBUpdate.info
をUSBメモリの「dbupdate」フォルダの中へコピーします。また、GENP_JN_E.B_1.zip
は解凍すると「dbupdate」フォルダが出現するので、その中身全てをUSBメモリの「dbupdate」フォルダの中へコピーします。
画面の指示に従って車のナビを操作します。実際のナビ操作は次の写真の通りです。
地図更新データのインストールの所要時間は、画面表示では「28分」でしたが、実際は22分ほどで完了しました。更新実施後にナビのバージョン情報を確認すると 地図データバージョン: GENP JN E.B
と表示されており、Step-1で確認したバージョン番号と一致していることが確認できました。これにてUSBメモリによる地図データ更新は完了です。