『BoTトーク』の開封の儀とレビュー 〜『みてねみまもりGPS』からの乗り換えです〜

『BoTトーク』の開封の儀とレビュー 〜『みてねみまもりGPS』からの乗り換えです〜
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購入の動機

我が家では約2年間、子ども用GPS端末『みてねみまもりGPS (第1世代)』を使ってきましたが (レビュー記事 [2021-03-10])、このたび『BoTトーク』へと乗り換えました。

それは、GPS端末でありながら音声メッセージのやりとりができるという、BoTトークの新機能に着目したからです。BoTトークを使って実際に親とおしゃべりしている近所のこどもを私が見かけ、なんだかタイムラグのあるトランシーバー (関連記事 [2022-09-19]) みたいで楽しそうだなぁ、と感じてしまったのです。というわけでぶっちゃけ親 (私) の趣味でのこの乗り換えは、はたして吉と出るか凶と出るか。

開封の儀

外箱と内容物

BoTトークを公式ウェブサイトで購入したところ、外箱にそのまま郵送ラベルがシールで貼られた簡素な状態で到着しました。これは余計なゴミが出なくてよし。内容物はGPS端末とマニュアルの2つ。

本体の様子

BoTトーク本体は、Google Nest/Homeシリーズを意識しているとしか思えないグレー&ホワイトのカラーリングをしています。クロス部分の仕上がりやそこに埋め込まれたLEDも含め、「これは新型のGoogleミニデバイスなんだよ」と言ってしまっても通用しそう。かわいいからよし。

充電時のLED状態

まずは充電します。USB Type-Cケーブルを用いてBoTトークへ給電すると、上部に円形に埋め込まれた12個のLEDが光り、かつ充電のレベルメーターのごとく赤→黄→緑と色づけされます。充電の進行具合が可視化されるのはとても分かりやすい。

利用手順

1. 専用アプリをインストール

スマホに次の専用アプリをインストールし、アプリを起動します。

2. アカウントとGPS端末を登録

アプリにて、オーナー (契約者) となるアカウントを新規作成し、次にGPS端末の登録を行います。登録では、本体側面に印字されている7文字の英数字をアプリに読み込ませます。

GPS端末の登録が完了すると、アプリの画面に「GPS BoT」として表示されました。デモ用として「デモ太郎」という名前のGPS端末も最初から登録されています。

3. 地図・移動履歴画面

GPS端末の移動履歴は過去一週間分まで遡れます (ちなみに「みてねみまもりGPS」では過去90日分です)。また、画面上のGPS端末のアイコンを長押しすると、その場所のストリートビューをすぐに確認することができます。

4. トーク画面

BoTトークの真髄とも言えるトーク画面は、いわば、文字はやりとりせず音声のみでやりとりするチャット画面の見かけをしています。アプリ側では過去の音声を遡って再生できるようです。GPS端末側ではシンプルに、上部の真ん中にあるボタンを短押しすることで、もっとも新しい音声メッセージのみ再生可能です。また、GPS端末での音声メッセージの録音は、同じボタンを長押しすることで行えます。

5. モード・プランの選択画面

BoTトークの動作モードは、「頻度優先モード」「バッテリー優先モード」「機内優先モード」の3つから選択できるようになっています。初期状態では「頻度優先モード」だったのですが、少しバッテリー消費が早いなと感じたので現在は「バッテリー優先モード」を選択しています。

契約プランの変更もアプリ上で可能です。トーク機能を使わない場合の「GPSプラン (月額税別480円)」と、トーク機能を使う場合の「GPS&トーク (月額税別680円)」の2プランがあります。契約の途中でプランを切り替えられるのは経済的だなと思います。

6. 他のスマホでも見守る

GPS端末を見守る人を増やしたい場合は、公式サイトのFAQにしたがって設定すればよいです。

感想: こどもとゆるく繋がるGPS

GPS端末としての位置情報の精度の観点では、当方の利用環境において、「みてねみまもりGPS」と「BoTトーク」とで顕著な違いは感じられません。どちらも見守り性能として問題なし。

しかし、後者が持つ音声メッセージ機能には、なにやら古くて新しい可能性を感じます。非同期の音声メッセージの交換を日常的に行える道具って、他になくてまず単純におもしろい。一般的なこども用GPS端末の用途は、親などがこどもの移動履歴を見守るためのものですが、BoTトークですと、外出中のこどもに向けてはもちろん、家に居るこどもに向けて、外出している家族が音声メッセージを送るという使い方もできます。

最後に持ち運び方法について。音声メッセージをやりとりする際にすぐに握って操作できるよう、BoTトークはこどもの首に掛けておくのがおそらく便利です。公式のBoT Shopで販売されているシリコンケースも良さそうですし、我が家では100均ショップで入手したネックストラップで代用しています。

おまけ: 「みてねみまもりGPS」「BoTトーク」の大きさ比較