スマホ+DACアンプでヘッドホンをグランド分離接続してみた効果

スマホ+DACアンプでヘッドホンをグランド分離接続してみた効果
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基準器のアップグレード

2022年5月にヘッドホンをSONY MDR-M1STへ更新し、主にスマホで聴く音楽を新たな音で楽しみ始めた (初期の感想は上記ページに記録)。この新しいヘッドホンはLch/Rchのグランド分離接続が可能な端子を備えてはいるものの、スマホとの接続に関しては、出費の都合上とりあえず、Lch/Rchのマイナス側を共用する標準的な3.5mmステレオミニプラグを用いていた。

しかしながら、そんな中途半端な状態に自分の我慢が続くはずもなく。グランド分離接続に変えてアップグレードするぞ!と、小型DACアンプのHyBi FC5と比較的安価なバランスケーブルを9月末に購入。これによる音の変化をメモします。

聴き比べの感想

項目内容
評価基準音の細部までが掴めること
再生装置Xiaomi Redmi Note 10 Pro
音源Spotifyアプリでのいろいろな音楽

スマホとHiBy FC5 (DACアンプ) をUSB Type-C同士で接続し、その先のヘッドホンMDR-M1STとの接続を次の二通り試した。bit perfectとなるようスマホ側のボリューム設定は最大の100%に固定し、音量調整はHiBy FC5側で行っている。

  1. 【HiBy FC5 + 3.5mmステレオミニプラグ接続】: スマホのヘッドホン出力では聞こえなかった微細な音が聴こえるようになる
  2. 【HiBy FC5 + 下記3APLUSケーブルでのグランド分離接続】: 生身そのままで滑らか。引っかかる音がしない。自然でうるさく感じない。音楽をかき分けるような聴き方も好きな私にはぴったり

ちなみに、HiBy FC5のボリューム設定は維持したままケーブルを1→2へつなぎ替えると、MDR-M1STでの聴感上の音量が上がると気づいた。駆動に関する何かが変わるようだ。

まとめとして。スマホに小型DACアンプを外付けしてかつヘッドホンをグランド分離接続すると、自分史上もっとも音が素晴らしい“持ち運びオーディオ”が実現可能だと分かった。そうすると次には圧縮音源の部分を底上げしたくなる。高音質になると言われているSpotify HiFiが待ち遠しい。このサービスが開始されたら、多少費用が高いとしてもとりあえずサブスクを試してみると思う。

参考) 購入価格

品名価格(税込)購入店
ヘッドホン SONY MDR-M1ST (中古)23,900円e☆イヤホン
ヘッドホンケーブル SONY MUC-S12SM1 (中古)2,790円e☆イヤホン
DACアンプ HiBy FC5 (中古)16,900円e☆イヤホン
ヘッドホンケーブル 3APLUS バランス接続リケーブル3,350円Amazon.co.jp
SONY ソニー/MDR-M1ST ハイレゾ対応モニターヘッドホン

SONY ソニー/MDR-M1ST ハイレゾ対応モニターヘッドホン

SONY

【国内正規品】HiByMusic FC5 小型 DAC AMP

【国内正規品】HiByMusic FC5 小型 DAC AMP

HiByMusic

3APLUS MDR ヘッドホンリケーブル 4.4mm バランス接続 リケーブル 5極 交換用 アップグレードケーブル 単結晶銅 MDR-1A/1000XM23/MSR7/SR5等ヘッドホンに適合 4.4mm 5極バランス⇔3.5mm 4極ステレオ

3APLUS MDR ヘッドホンリケーブル 4.4mm バランス接続 リケーブル 5極 交換用 アップグレードケーブル 単結晶銅 MDR-1A/1000XM23/MSR7/SR5等ヘッドホンに適合 4.4mm 5極バランス⇔3.5mm 4極ステレオ

PLAYMM

備考

今回の記事の中で、HiBy FC5に関して「バランス接続」ではなく「グランド分離接続」と表記しているのは、HiBy FC5が4アンプ構成 (バランス駆動型) なのかどうか確実な情報を私自身が見つけられていないためです。下記リンク先に「バランス接続」と「グランド分離接続」との違いを示す分かりやすい図 (図1,2,3) がありました。