数年ぶりにコタツを点けようとしたところ、無印良品こたつ MK-653(NA) のヒーターの強弱調節が効かず、常にMaxパワーで動いているような状態 (消費電力約430W) であることに気付きました。危険を感じるので使用を即中止。前世紀に購入した物なのでとうとうガタが来たのでしょう。
非常に久しぶりにコタツに通電したら、強弱のつまみの位置に関わらず、常に約430Wを食う。
— Masahiko OHKUBO (@mah_jp) January 5, 2022
本体つまみのところ壊れてるのか? とりあえず通電中止。
たぶん1993とか94年に買ったこたつ。 pic.twitter.com/ZqdlNOeBsj
コタツは欲しいので一式の買い換えを検討していたところ、なんとヒーターだけを交換する方法があると知り、次の物を購入しました。ちなみに購入前に、既存のコタツのヒーター取り付け部分の内寸とネジの間隔を測定して、取替ヒーターがその寸法に対応していることの確認が必要です。うちのコタツ (MK-653(NA)) の場合は、それぞれ「33x33cm」と「22cm」でした。
項目 | 内容 |
---|---|
品名 | メトロ電気工業株式会社 こたつ用取替ヒーター MCU-501EC(K) |
購入店 | yodobashi.com |
メトロ こたつ用取替えヒーター U字型カーボンヒーター 速暖ボタン 省エネ 5時間切タイマー付 手元温度コントロール式 MCU-501EC(K) ブラック
メトロ電気工業
既存のコタツの外観はシックで気に入っているので、取替ヒーター単体はそれなりのお値段ですが、故障部分だけを取り替えることが出来るならばハッピーです。(^_^)
コタツの交換前の古いヒーターです。長年よく頑張ってくれました。
ネジ4本で取り付けられている古いヒーターを取り外した状態。
取替ヒーターの箱の内容物はこんな感じ。取扱説明書、ヒーター本体、電源コードとICリモコン、スペーサーとネジ類です。
ヒーターの取替え方法を確認してみます。内寸「33x33cm」のコタツの場合、黒いスペーサーを取り付けるようになっています。
そこで、新しいヒーターの側面にスペーサーを取り付けました。
ちなみに新しいヒーターの裏面の状態はこうなっています。
付属のネジ4本で新しいヒーターを取り付け完了です。所要時間10分少々、といったところかと。
5段階ある温度調節の各段階での消費電力を、ワットモニターで測定してみたところ次のようになりました。ICリモコンに付いている「ECO」ボタンの働きとしては、いわば乗り物で言う副変速機のような、温度調節が2〜5の範囲ならばワンプッシュでそれを1段階下げる (1〜4にする) ものに思えます。
温度調節 | 消費電力(W) ノーマル | 消費電力(W) ECO |
---|---|---|
1 | 30.5 | 24.1 |
2 | 111 | 32.4 |
3 | 234 | 112 |
4 | 271 | 234 |
5 | 423 | 269 |
サンワサプライ ワットモニター 消費電力(W)・積算電力量(kWh)・積算時間(Hour)・積算電力料金(円)・CO2排出量(kg)測定可能 TAP-TST8N 電源コード式 ホワイト
サンワサプライ(Sanwa Supply)
今回の経験から、コタツのヒーター交換には次のメリットがあるとわかりました。規格化されていて、部分交換が容易な構造って素晴らしい。他の家電でも可能ならいいなあと思いました。
メトロ こたつ用取替えヒーター U字型カーボンヒーター 速暖ボタン 省エネ 5時間切タイマー付 手元温度コントロール式 MCU-501EC(K) ブラック
メトロ電気工業
もうすぐ1月17日になります。今回ヒーターを交換したコタツは阪神・淡路大震災の前から使っていたので、当日 (1995年1月17日) に撮った、震度7の大揺れでひっちゃかめっちゃかになった部屋の写真に写っていました。