電子図書館の対応を追加 ~借りている本情報のJSON化スクリプト~

先日の記事に書きました、「図書館で借りている本の情報をJSON化し、返却期限が近いものを通知するスクリプトのセット」 https://github.com/mah-jp/liblib に関して。あくまで神戸市の図書館専用のものですが、機能追加のお知らせです。

2つのサイトをまたごう

実生活における私の図書館の利用としては、実物の本を借りる「神戸市立図書館 (神戸市図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム)」の他に、データとしての本を借りる「神戸市電子図書館」も利用することがあります。しかしながら、この2つのウェブサイトは別立てのものなので、返却期限を確認するなら2箇所を横断して行う必要があり、うまく省力化したい。

そこで、前者に加えて後者で借りている本にも対応でき、かつ、この両方のウェブサイトの情報から同じ構造のJSONを出力するように、スクリプトのセットを改造しました。

スクリプト名内容
book2json_opac.py神戸市立図書館で借りている本の情報をJSON化するPythonスクリプト
book2json_d-library.py神戸市電子図書館で借りている本 (資料) の情報をJSON化するPythonスクリプト
json2alert.pybook2json_{opac,d-library}.pyが出力するJSONを読み込み、返却期限が近い本の書名を出力するPythonスクリプト
bookcheck_sample.shbook2json_{opac,d-library}.pyjson2alert.pyを組み合わせて起動するbashスクリプトのサンプル

GitHub https://github.com/mah-jp/liblib にて内容を随時更新していますので、よかったらご参考にどうぞ。

今後の予定

今回加えた「神戸市電子図書館」対応を発展させると、この電子図書館サイトにある次の問題を軽減するような機能追加も、後々できるかな……と妄想中です。

  • 神戸市電子図書館サイトでは本 (資料) を借りるための“予約”ができるのですが、自分に予約の順番が回ってきて「取置中」状態に変わったことをメールなどで通知してくれる手段が、現時点では存在しないようです
  • そのため、サイトにアクセスして行うしかない予約状況の確認を怠っている場合、本の取置中に気づかぬまま、取置期間が終了して予約が自動キャンセルされてしまうことがあります
  • これは不便かつかなり残念なので、「取置中」状態を自動通知する機能を実装したいところ

Twitterメモ: 思いつき→実装

参考リンク