何度目かのGitチャレンジとMarkdownメモ管理のためのツール
新年に挑戦したくなる新しいこととして、「GitコマンドとGitHubをもっと深く使ってみよう」と私は考えた。きっかけは、Netlifyにこのサイトのコピーを無料のお試しで作ろうとした時に、サイトデータをGitHubのリポジトリに保存しておかねばならず、しかしGitコマンドの操作に自分はほんと不慣れだという事実を思い知ったので。
Gitコマンド操作を強制的に日常化して慣れるためには、このサイトRemoteRoomのデータをGit管理してみるのが手っ取り早い。そこで、今までは基本的にDropboxで同期して複数マシンで扱っていたサイトの記事ファイル (Markdown) を、これからはGitHubのプライベートリポジトリにも保存して扱ってみることにする。
本記事には、まだ少しだが調べて見つけた、GitコマンドのサポートをしてくれそうなCUIツールと、Markdownに関する目新しくて気になるGUIツールをメモしてみる。私の普段遣いのマシンの環境は Chromebook (Crostini), Ubuntu, macOS, Android (Termux) なので、できる限り、これらのどこでも同じように使えるツールを揃えていく方針だ。
Tig: text-mode interface for Git
CUIベースで、Gitリポジトリの履歴をカーソルキーで閲覧するようなツールを探してみると、すぐにTigが見つかった。
直感的な画面でわかりやすく、これはぜひ導入しておきたい。手元の環境には次のコマンドでインストールできた。
- Crostini, Ubuntu:
sudo apt install tig
- macOS:
brew install tig
- Termux:
pkg install tig
Tigで、試しになんとなくhttps://github.com/LibreOffice/coreから取得したリポジトリを閲覧してみると次のような画面になる。
git-foresta: Text-based git log graph viewer
Gitのロググラフを閲覧する、git-forestaも見つけた。git-forest – display the commit history forestというツールに手を入れたものとのこと。コミットなどの状況を、Tigよりも気軽に確認するのに良いかな。
- CUIで見やすい git コミットグラフ: git-foresta 作った - Qiita
- takaaki-kasai/git-foresta: git-foresta: Text-based git log graph viewer
手元の環境には、マニュアル通りの次のワンライナーでインストールできた (~/bin/
ディレクトリが予め存在していることが前提)。git-foresta
の動作にはPerl環境が必要である。
- Crostini, Ubuntu, macOS, Termux:
curl -L https://github.com/takaaki-kasai/git-foresta/raw/master/git-foresta -o ~/bin/git-foresta && chmod +x ~/bin/git-foresta
git-forestaで、上記のTigと同じリポジトリを閲覧してみると次のような画面になる。
Obsidian: A knowledge base that works on local Markdown files.
名前でウェブ検索すると「黒曜石」が先にヒットしてしまう、このObsidianというツールは、ローカルのMarkdownファイルを対象に、PKM (Personal Knowledge Management; 個人知識管理) するためのものらしい。まだ得体がしれず、使い始めるまで一山ある気がするものの、おもしろそうなのでとりあえずインストールしてみよう。
インストールは、各OSごとの実行ファイルをダウンロードして実行すれば良い。ただし、aarch64のChromebook (Crostini) だと、ダウンロード時にアーキテクチャが正しく認識されなかったかもしれない。その場合は、Download - Obsidianから「AArch64/ARM64 AppImage」を選んだほうが確実だ。
Obsidianの概要や使いこなしについては、次のような、詳しい方が発信している情報を追ってみようと思っている。