Mac mini (2018) を分解してメモリ増設

Mac mini (2018) を分解してメモリ増設
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i7のMac mini (整備済製品) を購入し、メモリを増設して64GB化したことの記録。

購入品

Mac mini本体 + 64GBメモリ

Mac本体は、できるだけ高い性能のものをコスパ良く入手するために、Appleの整備済製品が放出されるタイミングを監視しておき、「Core i7-8700B」を載せた最上位のMac mini A1993を狙い撃ちした。

ちなみに事前の機種検討において、画面一体型のiMacは、画面が他のPCで利用できないので却下、MacBook Proは現在業務用に1台使っているが、ノート型はやはり高負荷時の発熱問題から逃れられないので追加はしない、という経緯を経て、Mac miniに狙いを定めていた次第。

分類品名購入価格(円)備考
PCMac mini 3.2GHz 6コアIntel Core i7 - スペースグレイ [整備済製品]124,080Apple

Apple認定整備済製品は、たとえば今回のMac miniの場合は新品の約15%引きの価格で新品同様の品が手に入るので、お買い得感がある。もし整備済製品を狙えない場合は、5%ほどのポイント還元のある家電量販店で新品を購入するのも良案だと思う。

今回購入のMac miniはメモリ8GBと少量なので、もちろん増設が前提である。上限の64GBまで盛る。

分類品名購入価格(円)備考
メモリTranscend JM2666HSE-32G2枚: 24,960e-TREND
Transcend ノートPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 32GB 1.2V 260pin SO-DIMM 2Rx8 (2Gx8) CL19 無期限保証 JM2666HSE-32G

Transcend ノートPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 32GB 1.2V 260pin SO-DIMM 2Rx8 (2Gx8) CL19 無期限保証 JM2666HSE-32G

トランセンドジャパン

分解用の道具

Mac miniを分解するにはちょっとした道具が要る。分解を実際にやってみると、次の、以前買っていたドライバーセットと、ドラレコ装着時に車の内張りを剥ぐために使ったリムーバーセットで事足りた。

分類品名当時の購入価格(円)備考
ドライバーXiaomi Wiha 24 in 1 Precision Screwdriver Kit2,850Amazon.co.jp
リムーバーKTC ハンディリムーバーセット ATP20153,661Amazon.co.jp
Xiaomi MiJia Wiha ドライバーセット 24本組 マグネット吸着収納

Xiaomi MiJia Wiha ドライバーセット 24本組 マグネット吸着収納

mijia

京都機械工具(KTC) ハンディリムーバーセット ATP2015

京都機械工具(KTC) ハンディリムーバーセット ATP2015

京都機械工具(KTC)

増設の方法

Mac miniの分解方法は、Mac mini Late 2018の分解 - iFixit で予習したり、次のような解説動画を見ながらステップバイステップで進めていけば良いと思う。注意点としては、間違ったサイズのドライバーでネジを回してネジを丸めてしまわない、無線LANのアンテナ線の取り外しを忘れない、というところ。

内部構造を鑑賞

分解して現れるMac miniの内部構造は、率直に言って美しかった。秘められた黒い機械空間は、ミクロな都市や工場の構造物であるかのようだ。「さすがに高いだけあるなぁ……」と妙な感心をしながら写真に収めた。

増設後の確認

メモリ増設後にMac miniを組み立てて、何も問題なければ無事にOSが起動する。システムの状況を確認すると次のようになっており、メモリ2枚は正しく認識されている。

64GBのメモリ空間とは如何ほどの広さか。私の常用環境にて次の負荷をかけた状態を作ってみると、使用済みメモリは23GBとなった。64GBを使い切る場面はなかなか発生しないかもしれない。

  • 割当メモリ8GBの仮想WindowsマシンをVirtualBoxで起動
  • Google Chromeでタブを10個開いてYouTube動画を10個再生