うちの子を「タミヤデビュー・マブチデビュー」させたのでその記録です。子どもは現在5歳3ヶ月。
タミヤとは、言わずとしれた模型メーカーで、マブチとは、工作用モーターを供給しているマブチモーターのことだ。今回組み立てたキットは、大丸神戸店で先日開催されていた『家族みんなのロボットゆうえんち 〜楽しくて便利なテックライフを体験しよう〜』に出向いた際に購入した、タミヤ ロボクラフトシリーズ No.17 ぷるぷる・テントウムシ(振動移動タイプ)である。
タミヤ(TAMIYA) ロボクラフトシリーズ No.17 ぷるぷる・テントウムシ 71117
タミヤ(TAMIYA)
このキットは、樹脂や針金のパーツ、モーター (FA130) と単4の電池ボックス、サイズ違いのビス10本ほどから成り立っている。精密ドライバーも1本付属していて、作り始めてから「予想以上に緻密な作業が必要そうだぞ?」と感じて確認してみたら、対象年齢が10歳以上のキットであった。キットの可愛い外観にすっかり私は騙されたのかもしれない (←ってか難易度の確認を全く忘れていたのがいけない)。しかしながら、ビスを挿すような比較的簡単な作業を子どもに任せ、ねじ回しはこちら主導でコツを伝えたりしながらなんとか一緒に作り上げた。制作には1時間少々かかったかもしれない。
テントウムシのお尻に取り付けたスイッチをONにすると、モーターに直結した偏心ホイールが高速回転することにより、テントウムシ全体がぷるぷる振動して、針金の足と床面の作用によりテントウムシが前進していく。左右のバランスでどちらかに旋回し続けるようにもできる。やたら動作音が激しいおもちゃであるが、床面を蹴る作用・反作用がわかりやすい車輪タイプと違って、足となる針金と床面がどのように作用して動いているのかを真剣に考えると、物理学的に奥深いおもちゃでもある。
子どもは、完成したテントウムシを様々な平面に乗せて、どんな平面だとテントウムシがよく動くのか、自分なりに探ってみていた。また、「テントウムシのお腹のところのモーターは、電池から電気をもらって回転しているんだよ」と誘導したらモーター自体にも興味を持ったらしく、家庭や都市の中でどこにモーターが使われているかも教えてみた。
とりあえず私としては、ここに書くまでもないが、子どもには好奇心を絶やさず発揮し続けてくれたらね……と願う次第。今回のような小さなきっかけを、これからもたくさん、積み重ねていけるだろうか。