ITIL® Foundation (syllabus 2011) という、ITサービスマネジメントに関する資格があります。この資格試験に向けて多少勉強して、運良く合格を得られたので、記録しておきます。ちなみにITILについてはWikipediaに説明を譲ります。→Information Technology Infrastructure Library - Wikipedia
新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!
沢渡あまね (著)
新米主任 ITIL使ってチーム改善します!
沢渡あまね (著)
ITILの基礎 -ITILファンデーション(シラバス2011)試験対応-
官野 厚 (著)
学習履歴を時系列で記すと、2017年9月上旬から(a)を通読→(b)を通読→(a)を流し読み→(b)を流し読み→(c)を時間がなくて試験直前にほぼ飛ばし読み、となる。(a)とその続編の(b)については、ITILの学習ということを忘れて、主人公が奮闘するストーリーを、組織としての改善活動が描画されている様を意識しながら楽しんだら、結果的にITILのエッセンスを記憶できた感触がある。
実は私、参考書である(c)を最初に2017年1月に購入したのだが、数ページ開いて、中身が、もう、ぜーんぜん頭に入ってこないので、まずは(a)と(b)を読んで、ITILとはなんぞやの概要を掴みつつ頭を柔らかくしてみる作戦をとったのであった。
ITIL Foundationの試験問題って一体どのようなものなのか、ググってみると筆頭に見つかる代表的なサイトであるらしい。当初気ままに、1,2度、ランダムに出題される40問に解答してみて、自分の出来無さを痛感することになった。というわけで、私にとっては、学習の仕上げの反復練習的にこのサイトを用いたというよりは、ITIL試験にこれまでの自分の知識が通用しない、壁の高さを、最初に思い知らされたところ。
次のサイトで受験予約を行い、神戸・三宮の試験会場で平日に受験。受験料は26,000円(税抜)と、確実に1度で終わらせたい、お財布に響く額である。
受験予約完了時にダウンロードできる「確認書」と、「本人確認書類2点」の持参を忘れないように。
ITIL Foundationの日本語試験では、日本語の用い方が無骨で、「おいおい、何を言っているんだ??」という印象さえ受けがちかもしれない。そんな一問一問に細かく迷っていても、頭が疲労するだけなので、深入りしちゃう前に軽く飛ばして、まずは40問に全部目を通した方が良いと思った (おそらく20分ぐらいで一通り見終わる)。
出題はパソコンの画面を使って行われ、四択で答えていく形式。そして、たとえば答えに迷った問題にマークを付けておき、後にマーク付きの問題を重点的に振り返ることができる機能がある。この機能を用いて、40問を解答した後にじっくりと、自分でマークを付けた問題を考えていくと、落ち着いて記憶を整理しながら最大限に正解数を稼げるような気がする。
試験後には受付で、印刷したての『ITIL Foundation Examination Score Report』という用紙を渡された。それに、得点と合否判定、および試験のセクション別の成績が記載されている。今回の得点は85%で、合格の判定 (合格点は65%)。また「117_6 Minor Processes」が一番弱いとの評価だが、詳細な分析は今まだやっていない。