今日の午後は、IBM Watsonの適用事例を紹介している『AI Business Forum』に出向いてきた。会場は帝国ホテル大阪。3つの講演に参加し、たとえば裏でWatsonが動いている事例として、チャットボット的なJALのマカナちゃんやLOHACOのマナミさんを知り、cognitiveソリューションビジネスの進み具合に驚いたのであった。
自分がいま本 (後述) で学んでいるレベルからWatsonに至るまでには、学術的にいったいどれだけの道程があるんだろうなぁ……とある意味諦めが伴う感動の気持ちと、経験上の観点から基礎が分かったほうが応用が利くんだと思い込んで、基礎的な勉強をこのまま地道に続けたい気持ちの自分がいる (だいたい私は森羅万象をとにかく物理の刀で切ってみるのが好きなのだ)。
また、Watsonを利用した各種サービスの公式カタログで、サービス内容や値段を確認し、個人的に予想したこととして。これらの初期費用・月額費用 (多くはNNN万円・NN万円) が、あと一桁小さくできると、小規模な事務所や店舗などでもWatsonの利用に費用的な躊躇がなくなり、生活圏レベルにも及ぶ強力な変革が起こりそうに感じた。
読み解き中の『ゼロから作るDeep Learning』については、「2章 パーセプトロン」を終えたところ。この章では情報処理技術者試験にも出てきそうな論理回路が取り上げられていて、「XORは、NANDとORとANDを繋いで実現できる」ことを、初めて手を動かしてPythonをいじって理解した。
Pythonの文法や作法を学ぶ面においても、たとえば十数行しかないサンプルプログラムの中で、わざわざ下記のコードが書かれている意味を、脇道にそれつつ調べて理解したりして、面白くなっている。
if __name__ == '__main__':
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
斎藤 康毅 (著)