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【読んだ本】 高熱隧道

【読んだ本】 高熱隧道

高熱隧道(新潮文庫) 吉村昭 (著) ときどき読みたくなる吉村昭の、一作品。黒部第三発電所 (昭和11年8月着工) の水路などに用いる隧道の工事が、自然環境に抗う、どのように凄まじいものであったかを …
【読んだ本】 新潮選書 零式艦上戦闘機

【読んだ本】 新潮選書 零式艦上戦闘機

零式艦上戦闘機 (新潮選書) 清水 政彦 (著) 前回の読了本『情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記』とうってかわって、戦略の逆の側のひとつ、戦闘機の側から先の大戦を描画している。ゼロ戦の性能や …
【読んだ本】 東芝 原子力敗戦

【読んだ本】 東芝 原子力敗戦

東芝 原子力敗戦 (文春e-book) 大西康之 (著) 損失を粉飾して何千億円まで積み上げてしまったら、会社のバランスシートをどうやって戻せるのだろう。東芝の内部資料をもとに経緯を追い、私がこれま …
【読んだ本】 サイコパス

【読んだ本】 サイコパス

サイコパス (文春新書) 中野信子 (著) 冷酷すぎるところ論理的すぎるところは自覚していて、自分は全くサイコパスではない、とはあまり否定できない。この新書が教えてくれるように、統計的に一定の割合で …
【読んだ本】 四畳半神話大系

【読んだ本】 四畳半神話大系

四畳半神話大系 四畳半シリーズ (角川文庫) 森見 登美彦 (著) この著者の本は初めて読んだと思う。京都の碁盤の目に、すなわち街の様子に詳しいと、あの辺でのドタバタなのだなと分かりそうな、怠惰に一 …
【読んだ本】 あたらしい書斎

【読んだ本】 あたらしい書斎

あたらしい書斎 いしたに まさき (著) 物理的な「こもる」空間とデジタルな道具を組み合わせる書斎の提案 自分のいわば遂行?推敲?環境を見直すのに良い塩梅の読み応え ウェブと繋がっている様を「開かれ …
【読んだ本】 関東大震災

【読んだ本】 関東大震災

関東大震災 (文春文庫) 吉村 昭 (著) 1923年9月1日に発生した関東大震災についての書物を、おそらくこれまでちゃんと読んだことはなかった。大震災に影響を受けた当時の人々と、社会情勢を知ること …
【読んだ本】 嫌われる勇気

【読んだ本】 嫌われる勇気

嫌われる勇気 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著) アドラー心理学を、哲人と、心情的に自分を重ねることが出来る悩める青年が対談していく形で説明してくれる。この心理学を何も知らなくても分かりやすい …
【読んだ本】 エグザイルス・ギャング

【読んだ本】 エグザイルス・ギャング

エグザイルス・ギャング ロバート・ハリス (著) 自分を裸にして生きてるか?と自身に問い続けているかのような著者の、身に起こった瞬間瞬間を鮮明に封じ込めた半生記。まるで重たいパンチのごとく響きます。 …
【読んだ本】 人を動かす 文庫版

【読んだ本】 人を動かす 文庫版

時を超える名作とは、なるほどこういう書物を言うね、と良く分かった。人を動かすために相手の心理に及ぼすべき作用について、著者の経験と知見に基づいて、九つの原則に分けて説明が進む。説明している各場面の様 …
【読んだ本】 不自由な心

【読んだ本】 不自由な心

不自由な心 (角川文庫) 白石 一文 (著) 五編の小説が収められている。どの物語の主人公も男で、理屈は持っているんだけども、愛に関して自分にも関係者にも不器用すぎる。 それが思い当たるところ多くて …